トップ > 解決の事例 > 強制執行による解決

解決の事例

ここで紹介されている事例での弁護士費用は、いずれも消費税(5%)込みのものです

強制執行による解決

相談内容

大家さんは借家人に1戸建てを家賃月額15万円、敷金90万円(敷引20万円)で賃貸。別途、借家人に連帯保証人あり。

借家人の家賃滞納が始まり、大家さんから督促を何度か行うも、遅れ遅れの支払のために、家賃滞納がたまっていく状態。

解決までの期間

約6ヶ月

費用の総額

1,008,000円

内訳
着手金:157,500円(家賃1ヶ月分+消費税)
追加着手金:157,500円(家賃1ヶ月分+消費税)
明け渡し執行:157,500円(家賃1ヶ月分+消費税)
給料差し押さえ:52,500円(5万円+消費税)
明け渡しの報酬:315,000円(家賃2ヶ月分+消費税)
家賃回収の報酬:168,000円(80万円の20%+消費税)
※なお、借家人に返還する敷金70万円は、明け渡しの訴訟・強制執行に要した申し立て実費および弁護士費用の大半と相殺処理。

解決までの流れ

平成23年7月5日
滞納額の累計が70万円となり、大家さんは弁護士に依頼
借家人に対する家賃催告+支払がない場合の解除通告+交渉、連帯保証人に対する未払家賃分請求の内容を受任。すぐに弁護士より借家人・連帯保証人宛に内容証明郵便送付。
着手金:157,500円(家賃1カ月分+消費税)

平成23年7月8日
内容証明郵便を受け取った連帯保証人から弁護士に連絡があり、「こんなことになっているとは知らなかった。借家人を殴ってでもすぐに払わせます。」とのことで、間もなく借家人から弁護士に連絡があり、「とりあえず10万円だけ入れるので、契約継続してほしい。」との話が出たが、弁護士は、「そのような一部のお金を支払ってもらっても契約を継続することはできない。」と返答。

平成23年7月13日
内容証明郵便で通告した家賃催告の期限をすぎたため、契約解除の効力が生じる。
その後借家人から弁護士に連絡があったが、「月末に次の月の家賃とあわせて25万円支払うので。」との申し出があっただけなので、それでは話にならないと返答。

平成23年7月28日
大家さんと弁護士が状況を相談のうえ、明け渡しおよび未払賃料等を請求する訴えを裁判所に提起することを受任。
追加着手金:157,500円(家賃1ヶ月分+消費税)

平成23年8月3日
弁護士は、借家人・連帯保証人を被告とする訴えを裁判所に提起。

平成23年8月31日
借家人より弁護士に連絡があり、「明け渡す方向で考えますが、もうしばらく時間がほしい。」とのこと。連帯保証人からも弁護士に連絡あるも、「9月に入ったら藤井にまとまったお金が入るはずなので、それを待って藤井とともに一度伺います。」との話のみ。

平成23年9月15日
裁判所で弁論期日。借家人・連帯保証人ともに裁判は欠席のため、弁論終結。

平成23年9月29日
裁判所から判決言い渡し(借家人は建物を明け渡せ、借家人・連帯保証人は連帯して70万円および平成23年8月1日以降明け渡しまで1か月15万円を支払え、との内容)

平成23年10月7日
弁護士から借家人に連絡したところ、借家人は従来と同様の弁解をするのみ。やむなく、大家さんと弁護士は相談のうえ、明け渡しの強制執行と、連帯保証人の勤務先からの給料を差し押さえることを決定。
強制執行の着手金
(明け渡し執行につき157,500円、給料差し押さえにつき52,500円)

平成23年10月14日
弁護士は、借家人に対する建物明け渡しの強制執行および連帯保証人に対する給料差し押さえを裁判所に申し立て。
裁判所は10月17日に連帯保証人の給料の差し押さえ決定。

平成23年10月21日
裁判所の執行官が借家人に対して、11月20日までの期限を定めて明け渡しを催告。

平成23年11月10日
借家人から弁護士に連絡があり、「荷物の大半は片付けて出ました。」との一方的な言のみ。

平成23年11月14日
連帯保証人から弁護士に連絡があり、「80万円用意したので、その支払をするのと引き換えに給料差し押さえを解いてほしい。」とのことだったので、弁護士は大家さんと相談のうえ了解。11月15日に80万円の支払いを受け、給料差し押さえの取り下げ。

平成23年11月21日
明け渡し期日に念のため執行官を連れて強制執行を実施。現場に残置されていた小物を大家さんが少額で買い受けたことにし、明け渡し執行は終了。
明け渡しの報酬:315,000円(家賃2ヶ月分+消費税)
家賃回収の報酬:168,000円(80万円の20%+消費税)

※なお、借家人に返還する敷金70万円は、明け渡しの訴訟・強制執行に要した申し立て実費および弁護士費用の大半と相殺処理。

解決の事例一覧に戻る

不動産トラブルでお困りのオーナー様へ。立ち退き・明け渡し、家賃滞納のことなら、かけはし法律事務所にご相談ください。TEL.078-361-9494。お問い合わせ・資料請求はこちらのフォームから。