当事務所の伊藤明子弁護士が所属する大阪アスベスト弁護団が、2020(令和2)年度の「滝井繁男行政争訟奨励賞」の受賞者に決まりました。
同賞は、元最高裁判所判事である故滝井繁男弁護士の遺言によって設置され、行政争訟の活性化の実現のため、優れた研究や顕著なる功績を残した個人や団体を表彰しています。

公益財団法人日弁連法務研究財団の「令和2年度「滝井繁男行政争訟奨励賞」受賞者決定のお知らせ」によると、大阪アスベスト弁護団が、泉南アスベスト国賠訴訟の最高裁判決を勝ち取ったことが高く評価され、建設アスベスト訴訟においても勝訴判決を勝ち取っていること、また、泉南アスベスト国賠訴訟の最高裁判決後、多くの被害者に救済の途を広げ、規制行政にも大きな影響を及ぼしたこと等が受賞理由とされています。

2005(平成17)年から大阪アスベスト弁護団の一員として取り組んで来た活動が評価され、大変光栄であると共に、今後もアスベスト被害の救済と根絶に向け、弁護士としてできる限り尽力したいと決意を新たにしています。【伊藤明子】